奥野一香商店

 その後、将棋大成会で駒の販売を 手がけ、引退後は芝宇田川町で「奥 野一香商店」を開き盤駒やカルタの 販売を始めます。藤五郎には三男・ 四女の子供がおり、店は長男の徳太 郎が継ぎます。次男の幸太郎は駒作 りを担当し、二代目奥野一香となり ます。三男の常正は「豊島碁盤店」 (豊島太郎吉の店)へ、碁盤作りの 修行に行き、技術を身に付け「奥野 一香商店」の碁盤師となります。